Pessimistic Utopia

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2012/06/11 Mon
6月の
雨は優しい

雨姫様の
歌う子守歌

今は
雨よ降ればいい

暑い夏に
備えるように

ただ
雨音を聴いて

私も眠る
全て忘れて

明日もまた
雨よ降ればいい

雨姫様の
子守歌続け

安らかに
穏やかに

明日もまた
雨よ降ればいい


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2012/05/26 Sat
雨上がりの5月は
無数のクロロフィルが 僕を包んで
僕の血液は
純化されていく ようだった

僕は生まれ変われる ような気がして
もしも生まれ 変われたのなら
生まれたままの 僕でいたくて
僕は5月を 止めてしまいたいのだ

緑、緑・・・

緑に目が 眩んでいた一瞬、
生れたばかりの 緑と
生まれ変わりたての 僕は
永遠の5月の 中に止まっていた

5月は唯一、
"生まれ出る"美しさの 月なのだ


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2012/04/22 Sun
ifCherryBlossomsWere


僕が桜で あったなら
花を何色で 咲かすでしょう

桜の花が 水色だったら
僕は泣いて いるのでしょう
君のために 僕は泣き
君と共に 泣くでしょう

桜の花が 真っ赤だったら
僕の血潮で ありましょう
地下で溜め続けた 僕の情熱
噴出させた ものでしょう

桜の花が オレンジだったら
温もり届け たいのでしょう
一人寒がる 君がもと
花びら降らせて 包むでしょう

桜の花が 黒色だったら
静寂求めて いるのでしょう
不安を忘れて 眠る君
何物にあっても 邪魔させず
見守りたいので ありましょう

桜の花が 青色だったら
僕は祈って いるのでしょう
青い空と 青い海
世界はたった 一つだと
平和を祈って いるのでしょう


闇夜に浮かぶ 桜を眺め
桜の色に 思いを巡らす
僕が桜で あったなら
思いは君に 届くでしょうか
僕が桜で あったなら
風に吹かれて 僕は散り
君のもとへと 参るでしょう
僕が桜で あったなら
僕が桜で あったなら


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2012/03/20 Tue
発つ君に
見送る姿を 見せたくて
一足早く 咲いた蒲公英

20120320_tanpopo

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2012/03/04 Sun
西風が 運んだ春に くすぐられ
町は小さな くしゃみをひとつ


僕の育ったこの町よ
ついに今日僕は
あなたの元から旅立つ

僕の育ったこの町よ
あなたは僕に
優しくはなかったですね

それでも

振り向けばいつもそこにある山
足を運べば絶えず流れている川

季節 時間 天気
それらによって変えるあなたの様々な表情
それらはやっぱり 僕の心の原風景
僕の心に あなたは在り続ける

毎日歩いたあの道
神社 お寺 あの店 あの自動販売機まで

公園の桜も 今年からはもう見られない
けれどきっと これからも
変わらず毎年 咲き続けるのだろう
そうあってくれたら それでいいのだ


ああ、線路の向こう あの山の下から
列車が 姿を現した

最後に僕は 駅を見回して 
居るはずもない 君の姿を探す
居るはずもない のに

サヨナラ

列車のドアが 閉まって
最後の未練を 僕は断ち切る
もう本当に 本当に最後だ
本当に もう本当に最後だ


西風が 運んだ春に くすぐられ
町は小さな くしゃみをまたひとつ


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2012/02/01 Wed
新しい年も 早1ヶ月が過ぎて
夜の街には 変わり映えのしない日常が繰り返されている
寒くて
柄にもなく 人の温もりを求めてみるが
どうにも 自分には向かないねと自嘲する

少し多めに 飲んだ酒にも
顔を刺す北風に すぐに醒めてしまい
マフラーに 顔を埋めると
乾いた 二月の夜風に揺れている
街の灯を 後にした


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2012/01/25 Wed
新しい年  変わらない時間
見えぬ未来 消えぬ不安
老いは確か 夢は虚ろ

今年もまた 餅一つ食う


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2011/12/06 Tue
枕元に置いた靴下には 期待は微塵も入っていなくて
それはこの現実に対する 幼い子供なりの意地
誰も見ていないこの世界の片隅での ささやかな抵抗
それがこの瞬間自分が生きているという 自分なりの証だった

悲しいかな 人は
何かと戦っている時にこそ 安易に生きがいを感じられるもので
枕元に置いた靴下には 期待は微塵も入っていなくて
誰も見ていないこの世界の片隅での 幼い子供のささやかな戦い
この嘘のような現実の中で僕が生きている それを実感をするための道具だった

僕の内側では 激しい意識の濁流が
あまりに生々しい 痛いほどの実感で
それは自分では支えきれず 内側から僕を痛め続けていた けど
僕の外側では 何も無かった 何も

僕の内外の圧力は 極端に不均衡で
自分ではどうしようもなくて 苦しかったけれど
かといって他人にどうこうしてもらう 期待は微塵も持っていなくて
僕はただ 自分の内側の圧力を必死に抑え付けることだけ
人知れず それだけを続けていた

靴下を置かなくなったのは 別に何かに気づいたからではなくて
そんな抵抗で 自分の生きる証を実感しようという意地の張り方
そんな抵抗 そんな足掻き それらがみんな
乳臭いな と感じたからで

僕にとって
昨日も今日も明日も 何も変わることはなく
クリスマスだからといって  何も変わることはなく
抵抗をしようがすまいが 何も変わることはなく
全ては何も無い時間が 無限に続くだけのことで

靴下による自己満足の試みも (分かってはいたのだけれど)
何か赤子の求めのように 無邪気過ぎるものに思えた

靴下を置くなんてことを 初めから何も無かったように忘れ
(そう 嘘のように忘れられた)
その頃の僕が試みていたのは 自分の意識を殺すことだった
自分の内側が 自分の外側のように
何も無くなってしまえば バランスが取れるはずだから
自分の内側が 自分の外側のように
何も無くなってしまえば 全ては嘘のように
僕の全てが解決 されるだろう なんて


今、ふと そんなことを 思い出した…
今、この世界の片隅には 僕のような少年がいるだろうか
いつか
僕がここに残した文字を そんな少年が読んでくれたなら
それでいい



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2011/09/27 Tue
僕より泣き虫な君といると僕は
少しだけ素直になれて泣ける
でも 誰にも言わないで
君の前でしか僕は泣かない
それは二人だけの秘密
二人きりの時は一緒に泣こう
泣いて泣いて最後のkissが泣き止む合図
そしてまた素知らぬ顔で僕は明日を迎える
いつものように 秘かに君と


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2011/09/16 Fri
森の奥の 奥深く
お池が一つ ありました
誰も知らない 池でした

森の奥の 奥だから
日差しはそこに 届きません
真っ暗闇の 池でした

森の奥の 奥だから
風もそこには 届きません
波も立たない 池でした

昔昔の 昔から
湖面に闇だけ 映してた
ほんとの闇だけ 映してた

何も無い夜の ことでした
疲れた少女が 迷い込み
お池の淵に 立ちました

少女は闇を 覗き込み
暫く闇を 見てました

闇を見ていた その少女
小石を一つ 拾い上げ
お池にぽちゃんと 投げ入れた
たちまち波紋が 拡がって
お池の全部が 波立った

遠い昔の 昔から
波も立たない 池でした
お池は初めて 知りました
自分の波紋を 知りました
 
少女は波紋を 見てました
暫く波紋を 見てました
それから歩いて 行きました
森から出ようと 行きました
疲れた足を 引きずって
それでも出ようと 行きました

後にはお池が ありました
波紋はとうに 収まって
いつもの池の ようでした
いつもの闇だけ ありました
ほんとの闇だけ ありました

お池は波紋を 知りました
自分の波紋を 知りました
けれど波紋は 一人では
起こせないので ありました

いつものお池が ありました
いつもの闇だけ ありました
ほんとの闇だけ ありました


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